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【絵本】我が家で実践する読み聞かせのコツ9か条【初心者向け】

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今回、考えてみるのは親子で楽しむ読み聞かせのコツ!

皆様、読み聞かせは得意ですか?

お子さんへどんな風に読み聞かせしてますか?

 

私は初めての育児、長男への読み聞かせをスタートした頃、困惑しておりました……。

「いや、読み聞かせってどうすればいいんだっけ~~~?」が心の声。

これ、読み聞かせした経験がない親御さんは本当に手探りなんじゃなかろうか……?

 

という訳で、子育て経験皆無の読み聞かせ初心者の方へ、少しでもお役に立てるように、私が7歳&5歳の息子達に対して、実際に心がけている読み聞かせのポイントを書き出してみました!

なお、保育士や幼稚園教諭でもなければ、絵本のプロでもない、ただの母親目線で考えた、あくまでも家庭での読み聞かせに向けたポイント。

ごく当たり前の事を書き出してみたので、「こんな家庭もあるんだな~」というくらいの参考にしてくださいね。

 

 

 

 

絵本の位置は子供の前

絵本の位置は子供から見やすく、手の届く位置にしています。

子供が絵本で気になるところがあったら、すぐに触ったり指をさしたりと反応しやすいように、目の前においてあげるのがベスト。

大人の読みやすさは後回し、子供へ近い位置へ絵本を置くようにを調整します。

 

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子供が1人だったら、膝の上に抱っこして一緒に読めばOK。

隣り合って座るなら、できるだけ子供の前に寄せます。

読み聞かせをする子供が複数人いる場合は、どの子供からも絵本が良く見えるように、絵本とそれぞれの子供の距離に差がないようにしています。

 

我が家は2人兄弟でして、絵本の位置がどちらかに偏っていると、喧嘩になる場合があるんですよね……それを防ぐ為にも、絵本は必ず2人の真ん中!

年齢が下の子に見やすいように譲らせる、という考えもありますが、私は読み聞かせへ年齢による制限を持ち込むのが好きではない為、「兄弟で平等に」をスタンスにしています。

 

 

 

初めての絵本は先に内容を確認しておく

初めて読む絵本は、読み聞かせ前に1度目を通しておく事をオススメします。

絵本のストーリー展開や盛り上がるポイント、登場人物の把握、絵本の仕掛けなどを事前に確認。

確認した情報を元に、声のボリューム・読むスピード・セリフごとの声色を調整し、盛り上げながら絵本を読み聞かせる事ができるようになります。

 

いきなり初見で読むのも構いませんが、セリフを誰が話しているのかわからなくなったり、盛り上がるメイン部分をうまく伝えきれなかったりする場合があります。

また、表紙だけ見て購入したら、内容が年齢に不相応な内容だったり、家庭の教育方針としてあまり好ましいタイプではない場合もありますので、やはり事前に確認するのが無難でしょうね。

 

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なお、音読が苦手な方は、最初に通しで音読練習しておくと良いかもしれません。

読み聞かせ時に、つっかえつっかえになってしまうと、子供の集中力が乱れますので、少しでもスムーズに読める方が互いにノンストレス。

小声でも良いので、1度音読しておけば、次回からは文章の流れを把握していますから、きっと読みやすいですよ。

 

 

 

聞き取りやすさを工夫する

読み聞かせ相手となる子供達、0歳の乳児から上は小中学生に至るまで、年齢は幅広いと思いますが、まず共通して必要なのは、聞き取りやすさです。

普段の会話よりも聞き取りやすいように、発音とスピード、両方を調整してあげてください。

 

発音を明確に!

まずは発音。

どんなに良い内容を読み聞かせしても、むにゃむにゃ何を言っているのかわからないのでは、相手に伝わらないのは当たり前……せっかくの読み聞かせタイムがもったいないです。

 

口を大きく、ほっぺだの筋肉まで意識して動かし、音を明確に外へ出すようにして発音してあげてください。

夜だからと言って、口の中でもごもご話すのは、音がこもって聞き取り辛いだけ。

小さい声で読み聞かせる時も、しっかり口は動かすけれど、喉からの音量だけを落とすように、を心がけてあげてくださいね。

 

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言語能力も日本語習得レベルも低い乳幼児にとって、読み聞かせは初めて聞く言葉やまだ練習中の言葉が一杯出てくる学びの場でもあります。

正しい発音とイントネーションを特に意識して聞かせてあげる事で、言葉の上達も内容の理解も促せますよ。

 

なお、子供を寝落ちさせたい場合の読み聞かせでしたら、もごもご話すのも良いかと……眠気を誘うならば、絵本の情報という余計な刺激を与えずに、安心する音(=声)だけを聞かせるのは結構有効です。

 

 

絵本を読むスピード

聞き取りやすさに必要なもうひとつはスピードです。

これには2種類あり、文章を読み上げるスピードとページをめくるスピードに分かれます。

 

文章を読み上げるスピード

読み聞かせで聞き取りやすいスピードは、年齢で違います。

言語能力の低い乳児にはゆっくりでないと聞き取りにくいですが、既に一定の言語レベルに達している小学1年生に同じスピードで話していては飽きてしまうでしょう。

逆に小学1年生に向けてのスピードで乳児に読み聞かせても、聞き取りにくく、頭がついていきません。

私達大人が乳児に向けられるようなゆっくりスピードで読み上げられたら……イライラしたり、気分を害する方も多そうですよね。

 

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年齢によって、言語能力に留まらず、思考や理解の能力も全く違いますから、それぞれの年齢にふさわしいスピードが必要。

ましてや、絵本の読み聞かせは子供にとって、絵を見ながら話を聞くという二方向での情報処理が必要な訳ですから、処理能力の低い乳幼児には速すぎるスピードだと頭の中が追いつきません。

読み聞かせる相手と交わしている普段の会話よりも一段速度を落としてゆっくり、くらいが聞き取りやすいかな、と私は感じています。

なお、言葉を話さない0歳代の赤ちゃんでしたら、普段の会話を2~3倍に引き延ばすくらいの気持ちでゆっくり話してあげるといいですね。

 

ぺージをめくるスピード

大人が一瞬絵を見ただけで把握できる情報量と、子供が一瞬絵を見ただけで把握できる情報量は全然違います。

子供でも、0歳と3歳と6歳では、これまた把握できる情報量が違います。

それに、ページを次々にめくっていきたい子もいれば、じっくり隅々まで見てからめくりたい子もいますよね。

文章を読み終わったからと言ってめくると、子供によっては早過ぎるかもしれません。

 

子供の視線の動きと反応を確認しながら、ページをめくってあげましょう。

 

 

指差しをしながら、どこを読んでいるかを教示する

乳児及び低年齢の幼児は、まだ語彙数が低く、字も読めなければ、絵本を読んだ経験も大人に比べて圧倒的に少ない為、絵本を見るスキル自体も低いです。

猫の絵を見ながら「ねこ」と読めば、幼稚園児にはわかっても、0歳はまだ認識できない可能性もありますね。

どこを読んでいるかわからない状況を避けるには、読み上げられている言葉が絵の何を指しているのか、指差しをしてあげると、絵と言葉が結びつきやすくなります。

年齢が上がってくれば、指差しの必要性も少なくなってきますが、漫画のようなコマ割りをしてある絵本では、やはり指差しをしてあげる方が見やすいようですよ。

 

 

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読み聞かせにおける表現方法

絵本を読む時は、ただ単調に読み上げるだけではもったいない!

絵本は情緒を育てるものですから、やはり感情を込めて読んであげたいですね。

最初は、家に自分達以外がいないとは言え、恥ずかしいと感じる方もいるかもしれませんが、子供を相手にしている時は恥じらいなんて捨てましょう。

子供の反応が薄くても大丈夫、子供はちゃんと見て聞いていますから、無駄ではありません。

正々堂々と、絵本の表現者になってくださいね。

 

抑揚はつけるが、大げさな演技はしない

絵本はぜひ抑揚をつけて読んであげて欲しいです。

大切なのは、声の強弱、間の取り方、スピードの調節。

驚く場面は息を吞んでみてもいいし、悲しい場面は泣き声をしゃくりあげてもいい。

講談風の早口でテンポよく読み上げるてもいいし、怖い場面ではゆっくり声を低めてもおどろおどろしい雰囲気をだしてもいい。

子供の反応は素直ですから、工夫するのは楽しいですよ。

 

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ただし、過剰な演技は避けるべし!

絵本に限らず、物語の解釈は読む人によって異なります。

読書は本来個人的な行為……読み聞かせは読書を1人ではできない子供へのアシストですから、大人がその邪魔をするのは避けたいですね。

大人でも子供でも受け止め方には個性がありますから、過剰な演技・過剰な感情表現をするのは、子供が自分で感じ受け止める情緒の動きの妨げです。

あくまでも一歩引いた立場を守って、抑揚をつける程度に留めましょう。

どうしても必要以上の演技がしたくなる方は、ぜひ人形劇や舞台などに立って演じるのに挑戦してみるのをオススメします。

 

 

登場人物ごとに声色を変える

絵本は対象年齢が上がるにつれて、登場人物の数も増えていく傾向があります。

それにつれて、今のセリフは誰が言ったセリフ?というケースもちらほら出てくるんですよね。

そんな時の為に、登場人物ごとに声色を変えると、第一声から誰のセリフか把握しやすいですし、読み聞かせ全体にもリズム感が出ます。

 

声色と言っても、大した事はありません。

子供だったら高い声、老人だったら嗄れ声、という具合にほんの少し差をつけてあげるだけで充分。

別に迫真の演技なんて求めていません、セリフを誰が言っているのかわかりやすければ良いだけですので、ぜひお試しください。

 

 

アドリブ・カットはしない

アドリブをしない

絵本に勝手な注釈やセリフ、ストーリーの追加は、良かれと思ってやったとしても、蛇足。

絵本のプロが絵と文章両方のバランスを考え抜き創り上げた作品が絵本なのであって、それを素人が下手にいじるのは、やめておいた方が無難です。

 

しかし、何事も例外はあるもので……それは、赤ちゃん向け絵本。

いわゆるベビーブックは、一言二言文章があれば良いのですが、文章が皆無、というものも珍しくありません。

しーんとした部屋で喋らない赤ちゃんへ絵本を無言でめくり続けるというのは、何とも居心地悪いものですよね……静寂が辛いっ!

 

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赤ちゃんに向かって、絵本を見ながら話しかけるのは情緒を育て、視覚聴覚から脳を刺激する大事な行為。

前言撤回、どんどんアドリブを入れてよいと思います。

絵本を見ながら「赤いねー」「これは猫だよ」「いないいないばあっ!」など適当に合いの手を入れても良し、即興でストーリーを作ってそれを話してあげるも良し。

読み聞かせは子供の為のものですけれど、大人も一緒に楽しめるものでありたいので、子供の目線に近づいて工夫してみるのも大切という事で!

 

ちなみに、私がアドリブでセリフを付けたしまくっていた絵本『ぎゅっ』については、以前当ブログで取り上げた事もあります。

アドリブ入れると、赤ちゃん絵本はやはり読みやすさが一気に上がりますねー。

 

ehonmusubi.hatenablog.jp

 

カットをしない

時間がないなど親都合による文章のカットはできれば避けたいものです。

絵本の文章は語呂の良さやリズム感などを考慮して練られたものですから、通して読む事で価値があります。

また、子供は同じものを繰り返すのが好きですから、「いつもと違う」というのは不満に感じがち……。

時間がないならば、読む時間が短い絵本を選ぶようにしてほしいですね。

 

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しかし、やはり、物事には何事も例外というものが……。

子供によっては、対象年齢が上の絵本に興味津々、でも文章全部を読んでいると我慢しきれない事ってありませんか?

我が家の場合、長男と絵本『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』がまさにそれ!

出版社の設定する推奨年齢は4歳、しかし長男が食いついたのは1歳から。

当時の対処について詳しくは過去記事にて触れていますが、私は思いっきり文章をカットして読みました。

なにしろ、1歳児に耐えられる文章量ではないにも関わらず、長男からの「読んで」アピールは凄まじく……最低限の要素のみを読み上げ、年齢の経過と共に徐々に増やしていく感じでしたね。

うん、何でも臨機応変に対応するのが大事、です。

 

ehonmusubi.hatenablog.jp

 

 

子供からの質問に答える

皆様が読み聞かせをしている時、お子さんは黙っておとなしく聞いてますか?

静かな読み聞かせは、集団生活に必要な規律を学ばせるには有効で、黙って人の話を聞く練習にもなります。

 

でも、子供って基本黙ってませんよね?

まだ会話できない0歳代の赤ちゃんは別として、

特に「これ何?」を連発するザ・好奇心の塊の1~3歳とか、

気になるものや知っているものにはとりあえず反応してしまう4~5歳とか、

自分の知識をひけらかしつつ質問も挟み込んでくる6~7歳とか……

本能として好奇心が組み込まれているような彼ら彼女らに、「黙っていろ」というのは無理がある~~!

たまに元から静かにしている子もいますが、私の見る限り、少数派です。

 

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でも、読み聞かせって、そもそも静かに聞く必要ありますか?

いや、他の子もいるのに邪魔をしてくるとか、脈絡なく奇声を上げるとか、は別ですけれど、絵本の内容自体へ反応しての言動は悪い事ではないですよね?

集団生活の場である幼稚園や保育園、小学校などはそれぞれの教育方針がありますから、別にしても、個人にフォーカスした家の読み聞かせ……むしろ、その子の好奇心や感受性を伸ばすならば、黙っていないでどんどん反応を促しても良いはず。

質問に答えるのだって、ちゃんと読み聞かせの一部です。

お家の読み聞かせの場では黙って聞くもよし、質問するもよし!

それを決めて選ぶのは、大人ではなく、子供です。

 

ただ、これは読み聞かせている親からすると、相手をするのは面倒なんですよ。

いちいち答えるのも面倒ですし、読み聞かせを途中でぶつ切りにされるのもイラっとするし、時間がかかるのも後々の予定が気になるし……静かな読み聞かせの方が断然楽なんですよねー。

まあ、子育てに正解はありませんし、静かな読み聞かせにもちゃんとメリットはあるので、どちらの方法にしても問題はありません。

その時の状況に応じて切り替えても良いですよ。

ただし、子供に「いつも言っている事が違う」と思われないように、事前に一言断りを入れておきましょう。

 

 

子供の感想を聞いてみる

感想を聞かない方が良い、という考え

読み聞かせのコツを調べた経験をお持ちの方はご存じかもしれませんが、読み聞かせが終わった後、子供へ感想を聞くのは推奨されていません。

子供が、絵本の世界、物語から受け取った様々な要素を自分の中でゆっくり消化するのを邪魔しない為、というのが理由です。

言語能力の未熟な子供では、うまく自分の思いや考えを言語化できない、というのもあるでしょうね。

 

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確かに、それも一理あります。

0歳や1歳では聞かれたところで、本人達は上手く表現できませんしね。

うまく答えられないのに、根掘り葉掘り聞かれたら、その内に読み聞かせも嫌いになる可能性だって無きにしも非ず。

心の中でふわふわとしてまだ定まっていない感情を無理矢理言葉で定義しては、取りこぼしてしまう思いも出てしまうかもしれません。

 

読み聞かせ後に質問をする

ただし、私は少なくとも、幼稚園年少以降の読み聞かせでは、感想に関する質問をします。

質問をする時に決めているルールは5つ。

  • 質問は「どう思ったか」「そう思った理由」。
  • 「どう思ったか」の質問内容は具体的に。
  • 答えを否定しない。
  • 子供がうまく答えられなくても、責めない。
  • 自分の意見を押し付けない。

このルールに則って、長男3歳の頃から質問をするようにしています。

「もしも~だったらどうする?」「○○と××、どっちが好きだった?」「なんで、○○は××したんだと思う?」など……簡単な一言質問。

その後、なぜそう思ったのか、理由も聞きます。

 

息子達、「ぼくはね……」と自分達なりに一生懸命考えて答えてくれています。

時々思わぬ返答が返ってきて、兄弟での個人差もあり、なかなか面白いですよ。

もちろん、時には「わかんないよ~!」と言われる事もありますが、その時は一緒に考えてみて、それでも答えが出なければ「そっか、わかんないかー」と言って終了しています。

あまりしつこくするのは厳禁、嫌がられないように気をつけてます。

 

どうして質問をしているのか?

読み聞かせは言わば、絵本の世界を通した情報のインプット。

それらを受けて、子供自身が何を感じたのか、何が気になったのか、印象に残ったのは何か……読み聞かせで得た絵本世界の経験と学びを自分の言葉で説明できるようになるというのが、アウトプット。

頭の中で情報を整理し、それに伴う自分の心情を整理し、言葉として発するアウトプットの練習をしてほしいと考えて、質問をするようにしています。

 

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よく、日本人は他国人と比べて、自分の意見を言うのが苦手、なんて言われますけれど、これは圧倒的に子供時代からの意見発表やディベートの経験の差から出ていると思うのですよ。

日本の教育は今でも集団性と協調を重んじますが、海外では個性と自己主張を重んじる国も多いですよね。

それぞれの教育現場における実際のやり方、年齢が上がるほどに顕著となる子供の反応の違いは、調べてみると思わず驚くほどです。

 

教育は何を重視するか、時代や文化、国によって異なりますから、どちらが良いとは一概には言えません。

日本式の教育には、他の国で見られない美点が沢山あります。

しかしながら、自分の意見も言える大人、自分の意見を相手にうまく伝える技術を持っている大人でないと、国と国がITでより密接に繋がっていく今後の国際社会において、社会人として、日本人として、生きていくのは厳しいのではないか……私はそう感じるんですよ。

 

同調と共感を旨とする日本の社会ですら、黙っていてもわかってもらえる、なんて幻想です。

自分の主義主張を明確な言葉にできる一方で、相手の言葉にも耳を傾ける事ができる大人になってもらう為にも、読み聞かせの感想を聞く事で少しでもトレーニングになれば……という考えに基づいての事。

果たして、これが本当に有効なのか……それは息子達が社会人として自立した後に結果が出るんでしょうね。

 

 

読み聞かせを強制しない

勉強でもそうですけれど、人から強制された事って、全然面白くないんですよね~。

それでもそこから何かを見出していく……なんて、大人だからできる事で、自分の欲望へ忠実に生きている子供には土台無理な話。

絵本を嫌いにしない為、絵本を好きになってもらう為には、無理矢理な読み聞かせなんて言語道断。

読みたくないなら、読まなくてOK。

読みたくなったら、いくらでも読んであげる!

読み聞かせは大人の都合よりも、子供の気持ちを優先してあげてください。

 

ただ……そうは言っても、情操教育として、知育として、絵本を沢山読んでほしい、というのも親心ですよね~~。

絵本より他の遊びが好きな子でしたら、読み聞かせを寝かしつけ前に習慣づけるのをオススメします。

入眠儀式としてポピュラーですし、これはやっている方も多いのではないでしょうか。

我が家でも長男8か月の頃から実践してまして、7歳の今では絵本を読まないとブーイングが飛んでくるようになりました。

寝かしつけ前に限らず、どこかしらの時間へ毎日のルーティーンとして組み込んでしまえば、子供も納得、親も安心、お互いの落としどころが見つけられますので、ぜひどうぞ。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか、以上が我が家で心がけている読み聞かせのコツになります。

これらのコツを読んで、「いや、うちは違うな」と考えるのもOK!

「なるほど~」と思って頂けたら、それはそれで嬉しいっ。

「当たり前過ぎて、参考にならない」という方、そうですよねー、私も若干そんな気が……

 

家庭の教育方針はそれぞれ自由、読み聞かせは親子の大切なコミュニケーションですから、自分達に合った方法を採用するのが1番です。

読み聞かせは子供の為のもの、子供の気持ちに寄り添ってするもの。

それを忘れなければ、きっと思い出に残るかけがえのない時間になるはず。

それに、案ずるより産むが易し、やっていく内に何とでもなるものですから、まずは自分も楽しむのが1番ですね。

 

どうぞ、皆様の読み聞かせ生活が充実したものになりますように!

楽しい親子の時間をお過ごしくださいね。